いわき民報様 に取り上げて頂きました。(H30.10.24)
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2018年前期のいわきでの試合いわき南部スタジアムでの対巨人の3連戦でした。
その告知をするためにいわき市内にポスターを貼ってくれるお店や施設を回っていました。
そのポスターを貼り出してくれた施設の一つ、学童施設での出来事です。
そこに通う生徒さんの一人、名前は樹音(じゅのん)君が福島ホープスのファンで、「いわきで試合があるんだったら、絶対に行きたい!!」と言っているとの事。
因みに樹音君は写真にも写っている「31番 福士史成選手」と、元読売巨人軍で活躍していた「2番 ジョンボウカー選手」のファンだそうです。
そして、3連戦のうち1日は球場に観戦に来てくれるとの事。
しかも、その日試合が終わった後、「子供向けの野球教室」が行われる予定。
さらに「樹音君の将来の夢は野球選手になること」
とっさに「これは。。。試され事だな。。。(笑)」と、頼まれてもいないのにいつもの変なスイッチが入って、何か球場に来てくれた時にサプライズを用意しようと考えました。
しかし、それには一つ問題がありました。
実は樹音君は脳性麻痺のため足に障害があり、先日15箇所も手術して、ようやく補装具でようやく歩けるようになった状態。
キャッチボールや捕球の練習ができるのだろうか。。。?
野球教室に参加させてもらえるのだろうか。。。?
そこで「ミスターホープス岩村監督」に相談してみた所、返事は0.2秒(笑)野球教室に参加させてくれる事になりました
これはきっと喜んでくれるに違いない!と、確信を得た私は次のサプライズへ。。。( ̄ー ̄)ニヤリ
事前にボウカー選手と福士選手にこの子が来るからサインボールを欲しいと伝えたら二人ともやはり0.2秒で用意してくれました(笑)
そして迎えた当日。
そこで起きた出来事について
1、私が尊敬する先輩の一人、スポーツショップナインの朝倉社長に「こういう子が来るので、社長が停めている駐車場脇に停めさせて欲しい」とお願いしていたのですが、この子が実際に到着すると、その社長はすでに用意してあった赤いTシャツを渡して「今日、野球教室に参加するんでしょ?(^-^) 試合が終わると球場の外で監督や選手が見送りに出てくるから、シャツにサインもらって、その後教室に参加すると良いよ」と言って、Tシャツをプレゼントしてくださいました(^-^)
心の中で、「流石先輩!魂の入ってますね」と思いながらすでに心がジーンその子の表情もニコニコ(笑)
2、続いて、そこの入り口テントでイチゴの直売をしていた「モスト絆」の坂本代表が「このイチゴ食べな!!」と、練乳をたっぷりかけてイチゴをプレゼントしてくださいました。
(坂本代表は岩村監督達とも一緒に毎年福島の野球少年達をアメリカの子供達との強化試合等を行うためにハワイに子供達を連れていく活動をされている方です)
次から次にいろいろな方からの歓迎を受け、試合観戦へ
そして試合終了後、監督、コーチ、選手全員で見送りが始まりました
岩村監督にもサインをもらってご満悦の樹音君
その時です。
福士選手のところにサインをもらいに行った時に彼はこう言いました。
「今日は 君が会いに来てくれるって聞いてたから、すごい楽しみにしてたんだよ!
来てくれてありがとうね」
なんていうか。。。この言葉にぴったりの爽やかな笑顔で迎えてくれて、その子のことを気にかけててくれて、とにかく「感動」しちゃいました。
「ふ。。。福士選手あんたカッコ良いぜ!」(心の声)
樹音君も本当に嬉しそうにしていました。
「あぁ。。ここには素敵な大人達がたくさんいるなぁ。。。。」
と、改めて思いました。
樹音君もそうだと思いますが、おじさん(私)は一発で福士選手のその一言に心を撃ち抜かれました(笑)
そして、見送りが終わった後の野球教室。
正直、足の状態を考えると不安もありました。
色々心配しました。
でも、そこは我らの福島ホープスは予測を上回りました(笑)
その子に一人担当者をつけてくれて、マンツーマンで練習指導してくれたのです
後日、その子のお母さんから連絡がありました。
あの日以来、樹音君は今まで以上に福島ホープスが大好きになって、「また絶対試合観戦に行きたい!」と、言っていたとの事。
「あの日お世話になった皆様には本当に感謝しています。」
何だか改めて喜んでくれて、本当によかったなぁ〜と思いました。
実は私は俗に言う「野球人」ではありません。
今までは特にひいきにしていたチームがあった訳でもなく、子供の頃や学生の頃に野球をやっていた訳ではありません。
しかし、「福島のために」という旗印の元、様々な大人の方々の復興の象徴の一つとして、「福島ホープス」は存在しており、
元メジャーリーガーでもある岩村監督は今季で4年、福島のために日々活動を続けてくれています。
子供たちの笑顔が一つでも増えて
福島の子供達の将来が明るいものになる事を心から祈っております。
これからも「好き」である限り、微力ながらチームの運営に力になれるように頑張りたいと思いますので、
引き続き応援の程、宜しくお願いいたします
長文お読みいただきまして、ありがとうございました
株式会社 ホープビバレッジ
代表取締役 荒川 真一